●外資系企業のメリット・デメリット●
一般的に、外資系企業のメリットは、実績主義で男女平等であること、基本的に個人主義で相手に干渉しない社風であるとされ、飲み会などの強要がないなど自由な雰囲気、まとまった休暇をとりやすいということのほか、日常業務で英語を使用するような場合には、語学力の上達を望むことができるなどの点が挙げられます。一方、デメリットとしては、本国の方針に左右されるため、業績が悪化すれば、日本市場からの撤退なども考えられる点や、個人の役割や仕事内容が明確に決められており、そのキャリアに合った人材でなければ、採用の余地がないなど、人を育てるという土壌があまりない点などが挙げられます。こうした外資系企業への転職を望む場合には、外資系企業に強い人材紹介会社にキャリアコンサルティングを頼むと、より有効な情報を得やすいといえるでしょう。
●英文レジュメの書き方●
まず、日本企業に提出する履歴書や職務経歴書と外資系企業に提出する英文レジュメとの大きな違いは、英文レジュメには定型のフォーマットがないという点が挙げられます。そのため、アピール項目や見出しのつけ方など、表現方法によって個人のキャラクターがより一層判断されやすいということもいえます。基本的に書くべき項目としては、タイトルとして「RESUME」や「CURRICULUM VITAE」などと記入。次に、氏名、住所、電話番号、Eメールアドレスなどのパーソナルデータ(Heading)を中央揃えで記入。必須項目ではありませんが、希望職種や業務内容、その職種に対して使えるあなたのスキルや強みなどのアピールポイントを記入。そして、年代の新しいものから順に職歴を記入。ここには勤務形態(派遣社員・契約社員・正社員・インターンシップなど)も明記することとなります。書き方としては、左側に勤務期間、右側に勤務先および所在地を記入し、その下に職務上の肩書や実務内容の詳細を記すこととなります。そして、職歴の下に、学位、専攻/学科、学校名、卒業年度など最終学歴を記入します。そのほか、資格などアピールできるスキルや、留学経験などがあれば、付記するとよいでしょう。
●主流は年俸制●
外資系企業が、日本企業と異なる点として、月給制ではなく、年俸制を採用しているところが多いという点が挙げられます。年俸制とは、一般的に、企業側が労働者の能力や仕事の成果、将来への期待などを総合的に評価し、これを1年間の総賃金に換算するという給与体系をいいます。この年俸制における給与計算の仕組みは、企業によってもさまざまであり、一概に説明することはできませんが、通常、固定額と流動額の二部構成を採用する企業が多いようです。すなわち、固定額とは、その年度の年収額として保障された額で、いわゆるボーナス分もここに含まれており、年度ごとの見直しによってアップすることはあっても、基本的に、ダウンすることはないとされる額となります。これに対して流動額とは、本人の実績によって、変動する額となります。この流動額が占める割合は、通常全体の10%〜20%といわれています。多くの外資系企業では、管理職と給与を受ける社員との間で事前に目標設定をおこない、年度の中間および最終時に、両者によるレビューを実施し、最終的に流動部分の評価決定をおこなうこととなります。この場合、金額のアップダウンについては、理由が提示され、本人からのヒアリングもおこなうなど、フェアな環境で評価額が決定されることとなります。