●履歴書作成の心得●
転職を成功させるためには、まず、数ある応募書類のなかから、採用担当者にこの人物には会ってみたいと思ってもらうことが第一歩となります。すなわち、この書類選考において勝ち抜くことのできる履歴書を作成しなければ、次の段階に進むことはできないのであって、最初の難関であると考えるべきでしょう。ポイントとしては、プロフィール、学歴のほか、職歴、保有資格など、自己の基本情報が端的に記されているということが大切になります。実績を重ねたエグゼクティブ層は、必然的に記入項目が多くなりますが、履歴書は職歴の概略を時系列的に記入するにとどめる方が、職務経歴書が生きてくるということができるので、あまり細かく書き過ぎないようにするとよいでしょう。
●記入時の注意点●
履歴書の基本的な作成のポイントとしては、数ある書類を扱う採用担当者にとって書類を整理しやすいように、サイズはA4に統一するのが無難といえます。また手書きの場合は、できるだけ丁寧に記入し、パソコンで作成する場合にも、読みやすいよう、文字の大きさに注意して作成するようにしましょう。誤字・脱字には十分気をつけ、修正する場合には、修正液などを用いず、再度作成し直すべきでしょう。この点、キャリアに自信のある中高年層になるほど、意外にも、履歴書作成の基本を押さえていない場合があるともいわれるため、人材紹介会社のキャリアコンサルタントなどのチェックを受けるなどして、履歴書のブラッシュアップをおこなうようにするとよいでしょう。
●経歴詐称は絶対タブー●
実際に経験していない職歴の詐称は問題外といえますが、逆に経験している職歴について省略して書くことも、経歴詐称と見られることがあります。すなわち転職では、一般的に職を転々としているとみられることは不利であるといわれています。そのため、たとえば前職の在任期間が数ヶ月と短いような場合に、悪印象を持たれないようにと、省略して履歴書を記入する方などがいますが、のちのち社会保険の履歴などから、職歴の申告をおこなわなかったことが分かった場合に、最悪、解雇などのトラブルにもなりかねません。転職回数が多い場合や、短期間で退職したような場合にも、きちんと記入し、そのうえでなぜ転職したのか?退職理由はなんなのか?について、納得のいく説明を用意するようにすれば、致命的なデメリットということにはならないでしょう。むしろ、経歴の詐称であると判断された場合の方が問題となります。